「書類選考通過率平均158%UP! 勝てる職務経歴書の書き方(STARの法則)テンプレートプレゼント付き!」

転職を成功させるための重要な鍵を握っているのが「職務経歴書」

どう書けばいいのか、いろいろな情報があり過ぎて悩むー!」という人も多いでしょう。結論から先にお伝えすると、職務経歴書に正解はありません。ただし、こう書いていけば勝てる職務経歴書が作成できるという法則はあります!!

今回は実際にWantedが転職者へ実践したところ、書類選考通過率の平均値が『158%UP』した「勝てる職務経歴書の法則」を伝授します。最後まで読んでいただき、Twitterをフォロー・リツイートしていただいたら、こちらの法則に則った職務経歴書のテンプレートも無料でプレゼント!ぜひ転職活動にお役立てください。

はじめに

まずは職務経歴書がどんな意味を持っているのか、その特性を理解することが重要です。ただ経歴を書いただけの職務経歴書だと、転職活動は不利になります。

「これまでの実績については自信があるのに、何度チャレンジしても転職に失敗してしまう」という人は、職務経歴書を理解していないために落選している可能性が大きいです。

「でも、転職エージェントに依頼して、職務経歴書の添削をしてもらっています」という人も中にはいるでしょう。しかし、転職エージェントの返答が「あ、それでいいと思いますよ」というような具体的なアドバイスもないようでしたら要注意です!本当に勝てる職務経歴書はそんな中途半端な転職エージェントにいくらお願いしても作れません。

ですからまず、転職希望者自身が職務経歴書についての「3つの重要項目」について理解を深めるようにしていきましょう。

職務経歴書の3つの重要項目

職務経歴書の3つの重要項目は以下の3点になります。

  • 企業が見たいポイントを理解する事 
  • 勝てる職務経歴書の法則を知る事
  • 自分の事を誰かと振り返り職務経歴書へ棚卸する事

詳しくひとつひとつの項目について確認していきましょう。

企業が見たいポイントを理解すること

最初は「企業が見たいポイントを理解する」という点です。

転職を機に新しい業界にチャレンジしてみたいという人も多いのですが、職務経歴書にこれまでの業務内容や自己PRしか書かれていない場合、企業側には何も伝わりません。つまり書類選考に通過できないということです。

企業が知りたいのは、「この人が以前勤めていた際に、自分が与えられた役割を理解しているのかどうか」、「その役割に対してどんな実績を上げているのか」、そして最も重要な点は、「実績を上げるために、本人がどんな創意工夫を行って、行動に移したのか」という部分です。

企業側はこの点を確認して、「この人は新しい役割を与えても、しっかり自分で創意工夫をして取り組むことのできる能力があるな」と判断します。ここを理解していないと、ただただ独りよがりの職務経歴書になってしまうので注意してください。

また、最後にその取り組みや実績内容を振り返って、自分自身にどんなユニークな点があるのかを書いていきます。具体的な例がないのに、「私は新規営業ができます」とか、「社交性があります」とか、「コミュニケーション能力があります」と自己PRしても、企業としては「なんで?」、「どうしてそう思うの?」となりますので、自己PRに説得力を持たせるためにもこの振り返りは重要です。

勝てる職務経歴書の法則

勝てる職務経歴書には、今紹介してきた「企業が見たいポイント」がしっかり記されています。そして、このフレームワークが、『STARの法則』と呼ばれているものです。

職務経歴の構成

先に職務経歴書の構成要素を確認していきましょう。4つの項目があります。

  • 職務要約:一番最初に書き、文量はWordで3行から5行ほどになります。

どんな学校を卒業して、どんな企業に就職して、どんな仕事をしているのか、どんな創意工夫をしているのかをわかりやすくまとめてください。

  • 職務経歴詳細:職務要約の下にその詳細を書いていきます。ここに「どんな環境で、どんな役割を与えられていたのか」、「どんな創意工夫をしたのか」という企業が見たいポイントを書いていくのです。
  • 資格・特技:例えば「新規開拓力」、「業務全体を管理する力」、「事務処理能力」といったようなスキル面から、「達成意欲」、「協調性」、「ホスピタリティ」のようなスタンス面もここでアピールしてください。
  • 自己PR:例えば「自分がどんなことができるのか」、「企業に入社して何を実現したいのか」といった内容です。

『STARの法則』はこの中で②「職務経歴詳細」の中で記載していくことになります。

STARの法則とは

詳細に書いていくべき項目は、S・T・A・Rの4項目です。

  • Situation 状況:例えば、「自分がどんなお客様と対峙しているのか」、「どんな部署にいるか」、「どんな人と働いているのか」、「どんなエリアで、誰に対して、どんな商材を扱っているのか」
  • Task 課題:与えられた業務だけがTaskではありません。例えば、「新規顧客15件獲得という目標を与えられた際に、それを達成するためにどんな課題があったのか」、「何を課題と捉えたか」を記載することはとても重要です。事務員であっても「業務改善をするうえで」、「残業をしないで済むように」、「営業のサポートをするうえで」といった項目に対し、どんな課題があったのかを記載してください。課題をしっかり理解して業務に取り組めているのかどうかを企業側としては注目しています。
  • action 行動:4項目の中で最も重要になります。与えられた業務に対し、どんな課題点を見つけ、どんな創意工夫をして取り組んできたのかを記載します。こちらの内容は職務経歴書の3つ目の重要項目の「振り返って棚卸しができているのか」という点にリンクします。

    ただし振り返りが上手くできず、「自分はたいした取り組みをしていなんですよ」と困惑する人が多いですが、実際に話を聞いてみると、凄いアピールできる取り組みをしているケースがたくさんあります。例えば「新規顧客10件獲得するため、1日300件くらいテレアポしている」にも関わらず、自分では凄い取り組みだと気づいていなかったりします。これは転職エージェントと話をしていく中で気づくことが多いです。

    「自分は意識して取り組んでいなかったんですよ」という人材は、企業側は求めていないので、取り組みをしっかり振り返れているのか、自分の言葉にできているのかという「自己内省力」のある人を求めていますし、仕事を任せたいと考えています。ですから「振り返って絞り出す」という努力が必要です。

    大切なのは、自分が課題に対して自分自身で相違工夫をし、行動できているのかどうかです。もちろんそのことで素晴しい成果に繋がっていれば自信を持って書けるのでしょうが、仮にそうでなくても書きましょう。企業側が見るのは成果よりも、その過程だからです。
  • Result 結果:定量面と定性面を具体的に数値で書くようにしてください。定量面であれば、「売上1,000万円の目標に対して120%で達成しました」、「新規顧客獲得10件に対し15件、150%で達成しました」といった具体的な数値です。事務員であれば「残業数の削減」、「タスクが速くできた・効率化が図れた」といった面にフォーカスしてみてください。目標を達成していなくても書くようにしましょう。目標は必ずあったはずなので、その際は、「何が原因で達成できなかったのか」、「周囲と比べたらどうなのか」といった点で肉付けしてみてください。

    定性面は数値に表せないので、「お客様からこういったお褒めの言葉をいただきました」、「表彰を受けました」、「担当している営業さんが仕事やりやすくなったよと言ってくれた」そういった内容を振り返り、盛り込んでいくと面接担当者もイメージしやすく、書類選考に通過しやすくなります。

STARの法則には続きがある

STARの法則→『STARSの法則』として、Sを増やしていくとさらに勝てる職務経歴書が作成できます。

  • Self-reflection:取り組みを振り返り、「自分にどんな能力が身についたのか」、「どんな能力があるのか」といった自己PRを書いていきます。ですのでSTARまでは職務経歴詳細の欄に記載し、Sだけは自己PRの欄に記載してください。

この5項目を箇条書きのように分かりやすく、相手に伝わるように作成された職務経歴書は最強です。未経験の業界でチャレンジングな応募だと書類通過率は4%~15%ぐらいですが、このSTARSの法則にしっかり則っていたら、「20%~30%」に上がります!ましてや経験業種であれば、書類通過率は「80%~90%」もの高さになります。

さらにこのSTARSの法則に則って職務経歴書を作成していると、その後の面接の準備がとても楽になります。

まとめ

これまで11社中2社しか選考されていなかった人が、STARSの法則通りに一緒に職務経歴書を作成したら、14社中11社通過したというケースがありました。他にも82社中6社通過という人が、このアドバイスによって書き換えて、6社中6社通過といった凄い例もあります。それだけ職務経歴書の内容が重要だということです。

ただし、いい加減な転職エージェントであればアドバイスが的確ではなく、だからといって自分だけで調べて作成してもまったく的外れな職務経歴書になっていることが多々あります。実際の経験上で見ていくと、「5人に4人はしっかりとした職務経歴書が作成できていません」。これはとてももったいないことです。「その企業を受けることができるチャンスはたった一度だけです」。だからこそ中途半端な職務経歴書で臨んでほしくはないのです。転職を成功させるために、良い転職エージェントを見つけ、戦略を持って職務経歴書を書いてください。